卵子提供とは?

不妊治療の1つとしての卵子提供

年齢や病気、その他の理由により子供に恵まれない夫婦は少なくはありません。その中でも、卵子に問題があり自分の卵子で妊娠できない場合に残された手段の1つとして卵子提供を受けるという方法があります。卵子提供とは第三者から卵子の提供を受け、体外受精などを経て子宮に移植、妊娠を試みる方法のことです。卵巣の摘出や早期閉経などにより排卵がなくなった人が対象です。不妊治療を行っても妊娠に至らなかった場合や、卵子に問題がある場合も認められることがあります。日本では卵子提供に関した法律や制度がまだ不十分です。不妊治療専門のクリニックが集まった団体でガイドラインを作り、卵子提供の条件を満たした場合にのみ提供が行われます。しかし、ドナーの数は少なく、主に姉妹や実母、友人などの知人から提供を受けているのが現状です。

リスクや費用などは?

卵子提供を受け、妊娠出産に至る女性は40歳以上の高齢妊娠が多いです。そのため、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症のリスクが通常よりも高くなってしまいます。また、卵子提供では妊娠確率を高めるために複数個の受精卵を移植します。そのため双子などの多胎妊娠が発生しやすく、妊娠の経過や癒着胎盤といった分娩時のリスクも高まり、母子ともに危険が及びやすくなります。

費用について日本国内で行う場合は、事前検査やカウンセリングで約100万円です。その後の治療なども考えると150万円前後になります。海外で受けると、国にもよりますがドナーへの謝礼金も必要になりますので、200万円から500万円以上と高額になります。しかし、日本では概ね50歳以上に対して卵子提供は認められていませんので、その場合は海外での提供を受ける必要が出てきます。